プロフィール

「カルト宗教団体」で失ったもの、手に入れたもの

前回の記事
 ↓

ご利益あるかな~→その結果w

最後に「カルト宗教」について触れたので
ギョッとした方もいらっしゃるかもしれませんね。

それは1991年の夏の終わり。

当時、某出版社で働いていた私は
依然として家族との問題を抱えていました。

ですが、
前回お話ししたように宗教団体にかかわりたくはなかったので
心理学的、自己啓発的な改善法はないかと
よく本屋巡りをしていました。

そして、新宿西口の書店で
一冊の書籍に出会ったのです。

ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー!と
華々しい帯のついたその書籍は
ある心理療法を紹介する自己啓発書でした。

ぱらぱらとめくってみて
強く興味を惹かれました。

長くなり過ぎるので詳細は省きますが
私はこの本をきっかけとして
アメリカで創設された某宗教団体の日本支部に参加しました。

「え?宗教にはかかわらないつもりだったのに、
 どうして?」

実は、当時はその団体は
「宗教」とは公言していなかったのです。

やっていることも、宗教というよりも
自己啓発トレーニングや
心理学的なカウンセリングの提供でした。

本尊もないし、お堂もない。祈ることもありません。

ですので
私も宗教活動をしているという意識が
全くなかったのです。

団体でお試しのカウンセリングを受けたところ
日々のストレスが一挙に軽減されたと感じ
ビックリしました。

「これは効果があるかも?!」

もっと詳しい情報が知りたくなり、さらなるカウンセリングや
トレーニングを受けるようになり
急激にその団体に「ハマって」しまったのです。

初めは、家族の問題を解決したいと思っていましたが
その後は、そのカウンセリング技術を使って
他の人たちを助けたい!と思うようになりました。

そして、1年もしないうちに
それまで勤めていた出版社を辞め
団体のスタッフとしてフルタイムで働き始めました。

もちろん、宗教団体であろうと
何であろうと、そこでの経験が自分や世の中にプラスになるならば
何の問題もありません。

しかし
スタッフとしての日々は
とにかく非人間的な忙しさでした。

朝9時から夜11時までぶっ続けで働き
休みは週に一日も取れません。

給料は団体の週の総収入から割り出されるので
一定ではありませんでしたが
酷い時には月に8万円、あるいはそれ以下の時も・・・

「そんな条件でどれくらいスタッフを?」

東京での勤務に海外でのトレーニングと勤務も含めて
約20年間、スタッフとして働いていました。

「!!!・・・Σ(・□・;)な、なぜっ!!!」

まぁ、それが『マインドコントロール』の力なんでしょうね。

その団体では、暴力や薬といった過激な方法は使いませんでしたが
参加者を巧妙にコントロールするメソッドがあったのです。

例えば以下のような理論が教え込まれます。

「世の中には約2%、反社会的で抑圧的な人間がいる。
 彼らは良いものを破壊し、悪いものを温存する。
 私たちの活動はこの世界にとって良いものなので、彼らの攻撃対象となる。」

「団体を攻撃する人たちは、反社会的な人たちだ。
 彼らの批判はでっち上げで、根も葉もないことなので無視するように。」

などなど。

そうなると、団体に対する批判を信じないだけでなく
団体に対して批判的な考えを抱くこと自体ができなくなるんです。

ただ、20年間、何の疑いもなかったわけではなく

「なんか変だな?」という疑問は何度も感じました。

そしてその都度、「いや、そう考える私がおかしいのかな?」
と自分の考えを押し殺してしまっていました。

そういった小さな疑問が積み重なっていった結果・・・

シドニーの支局で働いていた時
同じ部署にいた夫と「もう耐えられない。辞めよう」と決めて
2011年のクリスマス直前に団体を去りました。

精神的な自由を得るために続けていた活動でしたが
辞めた日に感じた解放感は今でも忘れられません。

12月のオーストラリアは初夏です。

スーツケースを押しながら、青く透き通るような空を見上げて
「ああ、これが自由だったんだ」と思いました。

・・・

しかし
そんな団体に20年もいたので、当然貯蓄はゼロ。

かろうじて持っていたクレジットカードで
格安航空券を手に入れ、日本に戻りました。

40代後半で、文字通りゼロからの出発でした。

・・・

辞めてしばらくして
その団体について徹底的にリサーチした結果
特にアメリカにおいては悪名高いカルト団体であるとわかりました。

ただし、一般のスタッフのレベルでは
みんないいことをしていると思い込んでいて、馬車馬のように働き
一番上の幹部だけが得をする、という組織だったのです。

もう、口あんぐりです。

その時は、「騙されていた」と怒るのではなく
「よくまぁ、そんな巧妙な仕掛けを作ったなぁ・・・」
と感心半分、あきれ半分。

そして、
自分の精神的自由や他の人の自由を求めていたのに
結局、団体の活動のために自分のやりたいことも
家族との時間も何もかも犠牲にして

スピリチュアルとは真逆の方向に向かっていたなぁ、と。

気が付くの、遅すぎですよね~ ( ̄∇ ̄;)ハッハッハ

ちなみに、今現在も
その団体に対する恨みの気持ちってないんですよ。

まだ働いているスタッフはかわいそうだなぁ・・・とは思いますが。

ただ、あそこでの経験自体、私に必要なことだったのかもしれないと
今は思っています。

ここでようやく、スピリチュアル的な内容になってきました 笑

「人間は、修行のために生まれてくる」って話、聞いたことありますか?

「人生で起こってくる問題や困難は
 自分を成長させるために存在する」という考え方です。

その人が「魂レベル」で成長させたいと思っていることを
成長させるために問題や困難がやってくる、というのです。

これを知った時、「あっ!これはありかも」と思いました。

お金とか時間を基準にして考えると「損した」「被害にあった」とも言えますが
あそこにいたからこそ、得られたものも確かにある。

例えば、
今、日々のなんでもない暮らしが、幸せでたまりません 笑

特にぜいたくしているわけではないのですが
自分の好きなものを料理して、食べられること。

ゆっくりお風呂に入れること。

好きな映画やドラマのビデオを見られること。

(翌日に差し支えないようなら)好きな時間まで夜更かしできること。

休みの日は好きな場所に出かけられること。

などなど・・・

いやもう、人生ってこんなにも楽しいなんて!

神様ありがとうって毎日心の中で感謝しています^^

そして、大事な教訓も手に入れました。

それは、

「絶対に、自分の心の声を無視してはいけない。」

まぁ、そんなこんなで、
今後は、お金が稼げるとか稼げないとかにかかわらず
自分が本当にやりたいことを優先しようと思っています。

そのひとつが、スピリチュアル活動。

自分がスピリチュアルを使って幸せになる・・・

というのもあるのですが
私的にはスピリチュアルを使って
他の人を助ける、というのが自分の使命だと思っています。

以上、最後までお読みいただき
ありがとうございました!

今後ともよろしくお願いします^^

-プロフィール

© 2021 未来創造~Future Creations~ Powered by AFFINGER5